デザインで楽しむお正月飾り 2023

2023年を迎える準備はしましたか?
大掃除を終え、おしゃれなお正月飾りで玄関や家の中を彩れば、歳神様(としがみさま)を迎える準備は万端。今回は卯年にちなんでうさぎや干支の置物、木製鏡餅、漆器など、モダンかつ職人技が光るお正月飾りを紹介します。
日本文化をインテリアに取り入れてみたい方も、この機会にいかがでしょうか。

デザインも楽しめる鏡餅や松飾り
「Studio GALA」のHALEシリーズ

プロダクトブランド「スタジオ ガラ」の正月飾りをメインとするHALEシリーズは、伝統的な技術を用いつつ、現代の生活に美しく馴染む。
中でも「鏡餅」は、餅は北海道や東北、飾り紐は京都から手配。普段使われなくなってしまった技術を多く取り入れ、いまの暮らしに寄り添う新しいスタイルを提案している。

飛騨高山のブナの木でつくられた
「osio craft」の木製鏡餅

岐阜県・飛騨高山を拠点とする若手木工職人ユニット「オシオクラフト」。素材を生かし、日常に味付けをする「塩」のようなものづくりをコンセプトに、使いやすさやデザイン、パッケージ、木であることのよさにこだわった魅力的なプロダクトを生み出す。
手のひらサイズの「木製鏡餅」は、活動拠点である飛騨高山で採れるブナの木を利用し、あえて無塗装で白木の雰囲気をそのままに、少しざらっとした餅のような質感に仕上げている。

高岡400年の伝統を紡ぐ一生モノ
「大寺幸八郎商店」の干支シリーズ

開町400年の歴史をもつ富山県高岡市。いまなお江戸時代の風情を残す、“ものづくり”の町で160年以上鋳物をつくり続けている大寺幸八郎商店は、伝統工芸とデザインを掛け合わせた干支置物シリーズをはじめ、新たな試みで土地の歴史を紡ぐ。
国内外で人気を集める、可愛らしい「ミニ干支シリーズ」は、ロストワックスを使った精密鋳造で表現された美しいフォルムと精巧なつくりで小さいながらも大きな存在感を放つ。現代のライフスタイルに合うデザインは、正月飾りだけでなく普段のインテリアとしても使える逸品だ。

名匠の技を継承する伝統工芸品
「飛騨一位一刀彫」のうさぎの置物

匠の里として知られている飛騨高山で、木を生業として木と暮らす飛騨の匠たち。その一人である鷲塚沐仁氏がつくる「一位一刀彫」は、木の魅力を最大限に生かし、飛騨の名匠の技を継承している。
2023年の干支でもある「卯の置物」は、繊細な彫刻と木目を生かした造形に加え、つぶらな瞳が魅力的な逸品だ。

人生を共にしたい、使うほど美しくなる漆器
「根来塗」のぐい呑み

約900年の歴史を持ち“漆器の祖先”とも言われる根来塗。扱いが難しい漆器が多い中、手入れがしやすく経年変化でさらに魅力が増す、“用の美”を体現したうつわとして知られている。お正月の盃としてもぴったりな逸品です。



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