コレクション: 小野象平

上画像:Discover Japan 2023年6月号内「小野象平 個展」より引用
photo: Kazuki Sugawara, Yuko Okoso
special thanks: UTSUWA SHOKEN KAMAKURA

小野象平さんのうつわづくりは、高知県香美市に構えた工房の裏山で、土を掘るところからはじまる。陶土に加え釉薬すら一からつくり、土と釉薬の鉄分を個性へと昇華させた、趣ある黒色や豊かな青色の作品を中心に制作。「ボーダレス」をテーマとし、「ファッションと同じように直感的な感性でうつわを楽しんでほしい」と作品を発表し続けている。

「本焼きを3回繰り返すなど、甘い仕事を許さない姿勢、自身の美しさを追求する厳しさを尊敬しています。特に近年は表現者として、勝負をかけていると思うのです。これからが本当に楽しみな作家です」(祥見知生さん)


うつわ祥見 KAMAKURA×Discover Japan
渋谷パルコ〈うつくしいうつわ 展〉
より引用、一部加筆
- text: Nao Ohmori

小野 象平(おの・しょうへい) 
1985年、愛知県生まれ。陶芸家である父・小野哲平氏の下で育つ。約8年の会社員生活を経て鯉江良二氏に師事。高知県香美市にて、地元の土と灰にこだわって作陶する。土と釉薬の鉄分から引き出された青と黒の豊かな表情が特徴的。

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祥見 知生(しょうけん・ともお)
2002年、「うつわ祥見」をオープン。現在鎌倉市内に「うつわ祥見 onariNEAR」、「うつわ祥見 KAMAKURA」、「うつわ祥見 KAMAKURA concierge」の3つのギャラリーを構え、’20年には伊豆高原に「SHOKEN IZU」をオープン。『うつわを愛する』(河出書房新社)をはじめ著書多数。

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