使うのが勿体ないほどの美しさ。刃物好きにはたまらない究極のナイフ

刃物職人たちの素晴らしい技を生かしつつ、ユーザーの「欲しい」にも応えたいとの想いからスタートしたamenoma。創業から３年経ったいま、着実にファンを増やしている。

特に人気なのがアウトドア用ナイフ。ブレードからハンドルまで一体化したフルタング仕様で、グリップ部にパラロープをぐるぐると巻きつけたタフなデザイン。鍛造職人が手掛ける刃は切れ味最高。キャンパーたちの妄想をかたちにしたような逸品だ。世界に誇る職人技を、ぜひフィールドで体感してほしい。

- text: Misa Hasebe photo: Shimpei Fukazawa（Discover Japan 2024年6月号より引用、一部加筆）

こちらのナイフは、薪割り、フェザースティック（木を細かく削る）、調理、藪払いなどあらゆるシーンで活躍する「Bushcraft knife（ブッシュクラフトナイフ）」シリーズの最高上位ランク。刃は青鋼2号積層（８層）、両刃5ｍｍ厚。シリーズの魅力『切れ味』と『丈夫さ』に『優美』が加わった。独自の鍛造技術により模様が１丁ずつ異なり、同じものはこの世に２つと存在しない。フルタングナイフなので、硬い広葉樹のバトニング作業も難なくこなし、バトニングやフェザースティックも思い通りに作業できる。グリップ部はパラロープを特別仕様巻きで仕上げ、グリップ力がさらにアップしている。

手を防護する鍔（つば）にも特別仕様の『播州銅ヒルト』付き。通常より長く、指が刃へ行かないようガード。鞘は本革（color:brown）仕上げ。Dカン付きなのでS字フックやカラビナを使って様々な箇所に取付できる。両刃で利き手に関係なく使えるのも嬉しい。携帯できるメンテナンスツール『Knife strop＋大和（＃1000）セット』（別売り）もおすすめ。

＜作家のご紹介＞amenoma

2021年創業の刃物ブランド。兵庫・三木市と小野市の地場産業である「金物」に20年以上携わってきた代表の高橋剛さんが、地元の鍛冶職人たちと産地を盛り上げるために立ち上げた。アウトドア用をはじめ、さまざまなカテゴリーの刃物を展開中。

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掲載誌
Discover Japan 2024年6月号

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