野営地での設営・焚火作業が1本でこなせる最高のハイブリッドハンマー

刃物職人たちの素晴らしい技を生かしつつ、ユーザーの「欲しい」にも応えたいとの想いからスタートしたamenoma。創業から３年経ったいま、着実にファンを増やしている。

特に人気なのがアウトドア用ナイフ。ブレードからハンドルまで一体化したフルタング仕様で、グリップ部にパラロープをぐるぐると巻きつけたタフなデザイン。鍛造職人が手掛ける刃は切れ味最高。キャンパーたちの妄想をかたちにしたような逸品だ。世界に誇る職人技を、ぜひフィールドで体感してほしい。

こちらは、薪割り、ペグ打ち、ペグ抜きの3機能を併せもった新感覚ハンマー。全長30㎝とコンパクトでありながら、あると便利な一本。ハンマー部は600gの鋼を鍛冶職人による火造り鍛造・刃仕上げで製造、手作りならではの凄みある風合い。絶妙な重みでペグを小気味よく打ち込む事できる。斧部は刃が薪に差し込み易いよう鋭利仕上げ、容易にバトニングできる。刃の下でペグ抜きができる仕組み。

グリップは本樫柄を採用。ハンマーと斧両方が使い易いストレートタイプ。反射パラロープ付で夜の焚火場で紛失しても、ライトに反射し見つけ易い。ケースは丈夫で火に強い６号帆布を手仕上げで製作。柄から通して入れる仕様で万が一ボタン外れても抜け落ちる心配はない。（※Dカン付でカラビナを装着すると様々な箇所に取付可能）

コンパクト薪割台『Wood Stand Solo』（別売り）を揃えると最強バトニングセット完成。あくまでも斧なのでフェザースティックなど細かい作業は難しいかもしれない。携帯できるメンテナンスツール『Knife strop＋大和（＃1000）セット』（別売り）もおすすめ。

- text: Misa Hasebe photo: Shimpei Fukazawa（Discover Japan 2024年6月号より引用、一部加筆）

＜作家のご紹介＞amenoma

2021年創業の刃物ブランド。兵庫・三木市と小野市の地場産業である「金物」に20年以上携わってきた代表の高橋剛さんが、地元の鍛冶職人たちと産地を盛り上げるために立ち上げた。アウトドア用をはじめ、さまざまなカテゴリーの刃物を展開中。

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掲載誌
Discover Japan 2024年6月号

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