350ml缶が入るサイズ。持ちやすく飲みやすい使い勝手の良いグラス

こちらは、たくさん飲める大きなグラスが欲しいといった注文から生まれたグラス。350ml缶が入るサイズで、大ぶりでも持ちやすく飲みやすい。

いまにも湧き上がってきそうなはじける気泡をガラスの中に閉じ込めた甲田彩恵さんのうつわ。凝ったデザインにもかかわらず、ほどよい厚みと安定感があるため使い勝手もいい。

「ヘアスタイルやファッションのように、人に寄り添って生活に潤いを与える存在になってほしいと考えながら、日々ガラスという素材と向き合っています。近頃は使いやすさや機能性だけでなく、かたちの魅力を追求した作品を制作しています。ガラスの新しい側面や魅力を伝えられるようになりたいですね」 (甲田さん)

お気に入りの洋服のようにヘビーローテーションしたくなる逸品は、日々の暮らしを豊かにするだろう。

text: Natsu Arai, Misa Hasebe photo: Kazuya Hayashi
(Discover Japan 2024年8月号より引用、一部加筆)

＜作家のご紹介＞甲田彩恵（こうだ・さえ）

大阪府生まれ。近畿大学文芸学部芸術学科を卒業した後、GGG Glass Blowing Studioのスタッフに。吹きガラス教室の常勤指導員として活動するかたわら、2021年に自身のガラスレーベル「nora glassworks」を立ち上げる。

関連記事

ガラス作家《甲田彩恵》ゆらゆらと煌めく、星空を閉じ込めたような泡

掲載誌

Discover Japan 2024年8月号「知的冒険のススメ」

商品について

ご購入前にご確認ください