毎日使いたい、究極のスタンダード

竿の先の赤く焼けたガラスが刻々と変化していく、昔ながらの製法「宙吹き」により作品を生み出す木下宝さん。ピンと張り詰めたような緊張感と、デイリーに使えるたくましさを兼ね備えた無駄のないシンプルなガラスのうつわたちは、日々のスタンダードとして多くの人に愛されています。

「シンプルなかたちは、無駄がなくわかりやすい。そのときの自分やガラスの調子が微細な表情の違いとなって現れる。それがおもしろくてまた同じものを吹きたくなる」と木下さんは語ります。

「シンプルグラス」は、木下さんのガラスの原点ともいえる代表的なアイテム。薄づきのガラスならではの柔らかな口あたりは、飲料の味わいをより引き立ててくれます。見た目も涼しく、飲料が映えるシンプルなデザインは、普段の暮らしによく馴染みます。冷水や冷茶、炭酸飲料、フルーツジュースのほか、ビールやワインなどのアルコールに合わせて軽めの晩酌にもいかがでしょうか。食卓の定番として家族分を揃えたり、シーンに合わせてサイズ違いで揃えたりするのも楽しい逸品です。

（上画像：個体差の例）

画像のように、手作業による制作のため、サイズや形に微妙な差がございます。これらはひとつひとつの作品の個性であり、表現の一部としてお愉しみください。ご購入の前に、「うつわのご購入にあたって」も合わせてご一読ください。

＜作家のご紹介＞木下宝（きのした・たから）

秋田公立美術工芸大学研究生修了。ガラスアート創造の場として親しまれる富山市ガラス工芸センターに勤務後、富山市のガラスアート専門学校・富山ガラス造形研究所研究生を修了。ブランド「Simpleglass.」を立ち上げて活動中。

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掲載誌
Discover Japan 2019年12月号　「人生を変えるモノ選び。」
Discover Japan 2023年8月号「夏の聖地めぐり。」

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