「まる工芸」「奥井木工舎」...上質な日常をもたらす飛騨高山の匠の技

美しい自然と情緒豊かな町並みで訪れる人々を魅了する岐阜・飛騨高山。木工の産地としても知られ、つくり手たちは「飛騨の匠」といわれています。2021年2月5日(金)までの期間(予定)、渋谷PARCOのDiscover Japan Lab.では、つくり手たちによる作品を展示販売。木のぬくもりと匠の技の粋が詰まった作品を、実際に手に取って体感できる貴重な機会です。店頭で展開される作品の中から、前編では、木工職人による木杓子から生まれた新しいキャラクターや、卓越したデザインセンスから生まれたオーバルボックス、プロのスノーボーダーによるスノーボードウェアなどを紹介します。

奥井木工舎

木工職人である奥井京介氏により2010年に高山に設立。動物モチーフの作品や木杓子などを、手にした人がどう使うかをイメージしながら自宅に併設した工房で丁寧なものづくりを行う。杓子をつくる際に断ち落とした部材から生まれた「飛驒の雪入道」は、伝説にも登場する妖怪で高山の新しいキャラクターになると注目されている。

かつて白洲正子も絶賛した飛騨地方につたわる「有道杓子(うとう・しゃくし)」。使いやすさはもちろん民藝的な佇まいも魅力。高山市久々野町の有道地区に古くから伝わり、冬の農閑期につくられていた台所道具で、材になるホオノキは葉が「朴葉味噌」に使われる殺菌作用のある高級材。
有道杓子/大8250円、小7700円

 

飛騨高山 雪入道

杓子の柄を削り出し余った部分を活用し2016年からつくる雪入道は水木しげるの漫画にも登場する雪深い地方に伝わる妖怪。木工の名手である奥井京介氏の手にかかるとユーモラスでありながら、木の質感が生き生きと伝わる工芸作品になるから不思議だ。
飛騨の雪入道/3850円

 

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